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OA機器用語解説①:複合機の保守について

2020年08月06日

OA機器の用語とか保守の選び方ってちょっと分かりにくいなぁと思ったことありませんか?
私も入社時に覚えるのにすごく苦労しました。
OA機器の導入を考えているお客様の助けになるよう、用語を説明していく記事を定期的に
書いていきたいと思います。

今回はリコーの複合機の保守について解説します。



複合機の保守には主に「カウンター保守」「キット保守」があります。
これは機械によって付けられる保守が決まっています。

■カウンター保守
印刷した枚数に応じて保守料金が請求される方式。
月額料金に修理・トナー・感光体を含む。
複合機保守のスタンダード。
*一部トナー別途の機種もあり


■キット保守
純正トナーキットを購入していると保守が受けられる。
1枚単価はカウンター保守より割高なので使用枚数が少ないお客様におすすめ。


簡単にまとめてみるとこんな感じです。
もう少し詳しく解説していきます。

【カウンター保守とは】
カウンター=印刷枚数に応じて課金される保守です。

複合機の保守のスタンダードで、
リコーに限らず床置きのレーザー複合機の大半がこの方式です。
リコーでの正式な名前はパフォーマンスチャージ契約と言います。

印刷枚数から計算した月額の料金が発生します。
この月額料金に、修理訪問代・感光体ユニットなどの部品代・トナー代金を含みます。

*一部トナーを含まない機種/修理できない場合(天災等)があります


◆カウンター保守の料金はどう計算する?

①基本料金(最低料金)か
②カウンター料金【カラーの単価×使用枚数 + モノの単価×使用枚数】の
どちらか高い金額が月額料金になります。

例)①基本料金:5000円

②カラー:15円/枚 モノクロ:3円/枚 の場合

フル 使用枚数30枚×15円=450円
モノ 使用枚数800枚×3円=2400円

合計2,850円<基本料5,000円

=この月は①基本料金5,000円

フル 使用枚数300枚×15円=4,500円
モノ 使用枚数400枚×3円=1,200円

合計 5,700円>基本料金5,000円

=この月は②カウンター料金5,700円

カウンター保守は印刷した内容に関係なく枚数での請求なので、
写真などインクを沢山消費する原稿刷る場合もトナーが無料なのでお得です。
ビジネスインクジェットなどインクを買う方式の機械を使っていて
写真印刷を頻繁にする方は買い替えを検討してみては如何でしょう?
計算するとお得かもしれません。

逆に全く使用してなくても毎月最低基本料金の請求があります。
例えば月モノクロ10枚だけしか使わない、というお客様だと
カウンター月額5000円なら1枚500円の白黒コピー、となってしまいます。

そんな方はキット保守がおすすめです


【キット保守とは】

保守のついている専用純正トナーを都度購入する方式です。
専用のトナーキットを使っていれば修理料金は別に掛かりません。
トナーがなくなったら新しいトナーを買うことで保守を継続して受けられます。

トナーキットは1枚あたりの単価に直すとカウンター保守より割高です。
特に写真など印刷部分が多い原稿を刷ると、
トナーがなくなるのが早くなって尚更高くなってしまいます。

しかし月額制ではないため基本料金がないので、毎月の使用枚数が少ないお客様にはおすすめです。
具体的には毎月100枚以下~200枚くらいで文書の印刷が殆どなら、キットのがお得なことが多いです。



どれくらいの機種が良いのか分からない、というお客様。
是非一度愛知オフィスマシンまでご相談ください。